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落合前監督の「采配」を読み終わりました~。 このエントリーをはてなブックマークに追加
2012-04-07 Sat 22:54
中日ドラゴンズの前監督、落合博満さんの「采配」を読み終わりました~。


この本は、落合監督(あ、つい監督って呼んじゃうね)の勝負に対する考え方、チーム作りの考え方、ひいては人生に対する考え方について書かれたものです。



いろいろと面白い部分があるんだけど、今回はあえてひとつだけ、すごく印象に残っていることを書きます。



それは、監督として、野手陣と投手陣の信頼関係を気づくための考え方です。

以下、引用します。

 監督になったつもりで考えてほしい。0対1の悔しい敗戦が3試合も続いた。ファンもメディアも「打てる選手がいない」と打線の低調ぶりを嘆いている。この状況から抜け出そうと、チームでミーティングをすることになった。監督であるあなたは、誰にどんなアドバイスをするか。

「采配」ダイヤモンド社 P65


あなたなら、どうします?

ぼくは、まず野手陣とどうやったら点を取れるか、みたいなことをいろいろ話し、投手陣には「しばらく辛抱してくれ」みたいに言うのかな~と思ったんですよ・

が、しかし。8年間の監督生活で4度優勝、2位が3度、3位が一度という圧倒的な成績を残した落合監督はまったく違うことを言うそうです。

 私は違う。投手陣を集め、こう言うだろう。
「打線が援護できないのに、なぜ点を取られるんだ。おまえたちが0点に抑えてくれれば、打てなくても0対0の引き分けになる。勝てないときは負けない努力をするんだ」

「采配」ダイヤモンド社 P65


ここには、「仕事」に関する、大きな考え方の違いがあるんです。

通常、0対1で負けた場合、「投手はいい仕事をしたが、打者がまったく仕事が出来なかった」という言い方をします。これは、ぼくもそう思ってました。

それはきっと、「負けはしたけど良い部分もあった」みたいな一種のポジティブシンキングでもあるし、また、投手の側からすれば、「オレはちゃんとやったんだから悪くないよ」という本音もあります。それは一種の自己防衛本能なのかなと思います。



でも落合監督は言います。

 そもそも、チームスポーツで「仕事をした」と言えるのは、チームが勝った時だけである。
 20対19という大乱戦でも、この試合に先発し、5回を10失点で白星を得た投手は、内容は最悪だが仕事はしているのである。しかし、0対1で完投しながら負けた投手は、厳しいようだが仕事をできていないのだ。
(中略。話は例として一般社会で契約を取れなかった社員をとりあげ)
・・・その仕事にベストを尽くせたかどうかの評価は別の次元の話であり、契約を取れなければ仕事をしたとは言えない。それと同じことだ。

「采配」ダイヤモンド社 P67




この考え方は、ぼくに衝撃を与えました。今まで、その逆の考え方をしていたから。

でもたしかに、投手陣に「お前たちは悪くない」野手に「お前たちはしっかりしろ」というふうにやっていたら。、チームはバラバラになってしまいます。上司がそうやって評価を下したら、選手は一人ひとりが「自分の成績さえ良ければいい」と考えるようになります。それではチームとして勝つ確率は下がってしまう。



そうではなく「いくらいい仕事したと思ったって、負けたら0だよ」と考えるようになれば、「自分だけ良ければいい」という考え方にはなりません。そうしたら、もっと周りを見て、チーム全体がいい方向を向けるように、それぞれが考えていけるようになるんじゃないだろうか。

この考え方こそが、中日を8年間で4度も優勝させるための秘訣だったんじゃないだろうか。



これは、言うまでもなく、野球だけの話ではないでしょう。会社として目指す方向と、全ての働いている人が目指す方向が一致するような仕組みづくりが出来れば、会社というチームがすごく機能していくようになるんじゃないだろうか。

組織づくりに迷った時、立ち返るべき絶対的な指標を手に入れた気がしています。


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