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ものすごく長くて、あり得ないほど覚えにくいタイトルの映画を見てきました☆ このエントリーをはてなブックマークに追加
2012-02-24 Fri 23:55
今日は夜、急に思い立って映画を見てきました~。

え~と、タイトルは、「ものすごく長くて、あり得ないほど覚えにくい」です。



あ、そうじゃなくて、

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」っていう、ものすごく長くて、ありえないほど覚えにくいタイトルの映画でした(笑)。



そんなことで、ネタばれなきにしもあらずってことで、それでもいいよって方は↓へどうぞ。




とにかくさ、9.11を題材にするっていうのは本当に難しいことですよ。

この映画も、その触り方には細心の注意を払っている感じがビンビン伝わってきて、見ているこちらもハラハラしてしまい、作る側も見る側もずいぶんそこにパワーを奪われてしまっている感じがしました。

映画を「フィクションであることを前提としたエンタテインメント」だと捉えれば、これはパワー配分が違うんじゃないかと思ってしまうけれども、難しくても、今どうしても触っておきたかったんだ、という気持ちがあるのであれば、まぁそういう映画があってもいいよね、と思います。



ぶっちゃけて言うとぼくは、テレビで予告編を見て気になって、この映画を見に行ったんですね。

その予告編での印象は、9.11をきっかけにしつつ、それはあくまできっかけで、そこから先は小さな男の子がひとりで見知らぬ世界に飛び込んでいく一種の冒険と謎解きの物語だと思ってたんです。言ってみれば、『母をたずねて三千里』のような。



でもやっぱり、まだ9.11をそういうふうに『軽く』扱うことはできないんでしょうね~。それだけインパクトのある出来事で、いまだに傷が癒えていない方もいっぱいいらっしゃるんでしょう。

それでもこの出来事を、映画の製作者としてスルーできなかった、難しくても触っておきたかった、「今触れるのはここまでなんです」と、それだけでも言いたかった。「オレたちは忘れてないぞ」って言いたかった。

それはもちろん、実行犯たちへの警告なんかじゃありません。あのとき犠牲になった方々、被害を受けた方々、なんらかのショックや影響を受けたすべての方々に対して、「おれたちは忘れてないぞ」と言いたかったんでしょう。



それは翻って見れば、今の日本も一緒ですよね。「オレたちは3.11を忘れてないぞ」って、やっぱりことあるごとに声をあげていくべきなんだと思う。

そして、少しずつそれを「軽く」触れるようになっていって、いつか「あの時は本当にタイヘンでさ~」なんて誰もが遠慮なくしゃべれるようになった時、いや、そんな時が来るのかどうか知らないけれど、まぁたとえば今第2次世界大戦を語るように3.11を語れるようになった時、はじめて「3.11からの復興」が完成するのかもしれません。



そういう難しいことばっかり考えさせられちゃう映画でしたが、エンタテインメントとしてはどうなのよ? と思ってみてみると、やっぱり難しいんだよね~。

あんなに複雑な話にしなくてもいいじゃん、とつい思ってしまいます。



9.11を絡めなければ、「頭脳ゲームが好きな父子が、父の生前に挑んででいた壮大なゲームに子どもが挑んでいく」ってことだけで進められたんでしょう。

これなら、父が残したカギで開ける「何か」を探すゲームをしているうちに、引っ込み思案で頭でっかちだった子供が、実践で人とコミュニケーションをして困難を突破していくという物語にできます。

そしてそのカギでついに開けた「何か」が「お前もこれで立派に成長したはずだ」ということを意味していればスッキリ終われるわけです。



つまり、この映画をエンタテインメントとして見るならば、9.11を絡めたことは失敗だったわけです。なぜなら9.11を父子のゲームのきっかけのためだけに触ることができないから。



もうひとつ、エンタテインメントの側面から「え?」と思ったのは、お母さんが子どもよりも先に現地を回っていたということ。そしてそれをあんなタイミングで告白してしまうことですね。そしてアレをすんなり受け入れてしまう子どももなんかヘンな感じがします。



もし自分があの子だったら、あれだけがんばって傷つきながらも自力でやったと思っていたことが、すべて(ずっと憎んでいた)母親によっておぜん立てされていた、ということを、しかもその本人の口からさも得意げに言われたら、「バカにされた、自分の努力を侮辱された」と感じてしまうと思います。ていうか実際、あれを聞いた時そう思いました。オレなら人間不信になってもおかしくないだろうな、と思う。

「お前がひねくれてるだけだよ」と言われれば「違う」とは言えないけれど、でもみんなあれは抵抗なく受け入れられるのかな。非常に興味があります。せっかくなので、ぼくの感じ方に共感を覚えてくれた方は最後に「拍手」ボタンを押してくださいね(笑)。



まぁそんなことで、映画としての評価をしずらい作品であることは確かだと思います。社会的、歴史的な一定の意義はあると思う。どこに重きをおくかは見る人次第でしょう。

ぼくは映画に社会的な意義は別にいらないと思うほうなので、もっとエンタテインメントな作品だったらよかったな、というのが偽らざる感想です。


別窓 | エンタメ2012~ | コメント:2 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント
見て来ました!
どもです。(^ ^)本日見て来ました。
で、ブログ拝見しました。

面白いですね。やっぱり人の意見を聞くのって。
そうか~、「俺たちは9・11を忘れてないぞ」って思いか。。考えもしなかったf^_^;)

私は号泣しました(笑)映画自体も良かったと思ってます。私の意見としては、「母親にお膳立てされてた」とありますが、そうは思わなかったかな。
シェル少年は人と関わるのが凄く苦手でおそらく学校にも行きづらいような性格なんだと解釈しました。
父親が唯一なんでも話せる相手で、母親は父親程には愛せなかっただけで、憎んでるのとはちょっと違うような。。。
お父さんはそんな息子を心配してゲームを通して人との関わりを持って欲しかった。わざわざ名刺まで作って。ホントはもっと他人より自分の母親と仲良くなるべきだったのにね。。。

たしかに9・11を題材にする必要はなかったかも知れない。不慮の事故で父親亡くした、でいいのかも。
それは先に言ってた「俺たちは~」って意味がこもってたのかも。

私はいつも物事をキレイに見ていたいだけかも知れませんが、これは家族の愛のお話、で良いんじゃないかな?なんて。(*^^*)おじいちゃんとおばあちゃんも仲直りしたし。

すいません(^^;;長くなりました。。
2012-02-26 Sun 16:23 | URL | オシダ #-[ 内容変更]
Re: 見て来ました!
>オシダさん

見てきたんですね! 感想ありがとうございます☆
たしかに人の意見聞くのおもしろいですよね。着眼点がそれぞれ全然違くて(笑)。

なんていうか、どこを気にして見ているかって、
その人のそれまでの人生が反映されてるんですよね。
だからぼくの場合、まさに「親にお膳立てされる」ことがイヤだったりしたわけです(笑)

オシダさんの感想聞けてとてもよかったです。
ありがとうございます♪
2012-02-26 Sun 18:44 | URL | 樋口サトシ #-[ 内容変更]
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