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「ネタバレにマイナスの効果はなし」という研究結果を「サマーウォーズ」で検証してみた このエントリーをはてなブックマークに追加
2011-08-14 Sun 23:43
昨日は久しぶりに夜「サマーウォーズ」を見ました。

最初に見たのっていつだっけ? と思い、このブログをひも解くと、2010.7.5のようです。たいそう興奮した様子のエントリーがご覧いただけます。

サマーウォーズ

「僕はこの作品、今後何十回も見ます」

なんて断言してますが、確かにこの13カ月で10回くらい見てます。

で、見るたびに泣きポイントが増えていくという、ぼくにとってもなかなか珍しい作品になってます。



何でそういうことが起こるかというと、登場人物の心の動きが分かってくるからなんですね。とくにサブキャラの。

たとえば侘助。彼はメインキャラじゃないのか? という議論もあるかもしれませんが、パッと見敵キャラですし、サブキャラの筆頭、という見方が妥当ではないかと。



まぁそんなことはいいんだけど、何度も見るうちに、侘助の栄ばあちゃんに対する愛情の深さがわかってきます。

栄ばあちゃんが死んで、夏希が必死で侘助のiPhoneのパスを解き、スカイプか何かで侘助に連絡をとったシーン。あそこで侘助が夏希に「ばあちゃんの誕生日だなんて知っていたら帰って来なかった」とウソをつきます。本当はばあちゃんの誕生日忘れてなんかいませんでしたから、これは明らかなウソ。むしろ「ラブマシーン」を最高の誕生日プレゼントにしようと思って彼は来ていた、と考えるのが妥当でしょう。

もうそのウソがいじらしいじゃないですか。大好きでしょうがないばあちゃんに「今ここで死ね!」なんて言われたら、そりゃ傷つくってもんじゃない。

そこから、しょーた兄のクルマをボコボコにしながら帰ってくる侘助。・・・のシーンを見る前に、侘助が不憫で泣けてくる、というね。これが何度も見たせいで泣きポイントが増える、の真相です(笑)。



ちなみに侘助と栄えばあちゃんの「本当の」関係についての考察は、やrっぱり何度見てもこれがあっているように思うので、興味のある方は以下のエントリーをどうぞ。

サマーウォーズ 栄ばあちゃんと侘助の「本当の」関係について考察してみた



話は変わるけれど、こんな研究結果が発表されたそうです。

「ネタバレにマイナスの効果はなし」

引用すると、

ネタバレは映画鑑賞の楽しみを奪うものだと一般的に思われているが、むしろ楽しみを助長させるものだという、興味深い研究結果が発表された。

(中略)何も知らされないままの状態と結末を知らされた状態での、読書における反応の違いを調査した。

 結果は、何も知らされていない状態よりも、結末を知らされているほうが読書を楽しんだことが明らかになったという。原因については不明だが、結末を知っていたほうが読書により深く没頭できるからではないかとリービットさんは推察している。
via : Yahoo!ニュース

この結果は、ぼくのように何度も同じ映画を繰り返し見るものからすれば、当たり前の結果です。だって現に、サマーウォーズを見れば見るほど泣きポイントが増えちゃってるんですからね。

つまりその秘密は、すでにその作品の核となる部分を知っていることで、そこに至る経緯や、登場人物の心の動きなど、ディテールをしっかり読み込めるようになるからですね。

どうなるか分からないお話を読んでいるときは、漫然と情報を流しこんでいく、という作業が主体になります。だって結末のどんでん返しを楽しむような作品なら特に、書き手は重要な情報をどうでもいい情報の中に埋没させようとしますから、読むときにその段階で情報に優劣をつけてしまうと書き手の術中にはまってしまうことが多いんです。だからなるべくフラットに読もうとする。

でも、結末を知っていれば、「どうでもいい情報の中に埋没させられた重要な情報がどれか?」という読み方ができるようになります。結末を軸にして、情報に優劣をつけることができる。だからより主体的に情報を咀嚼できるようになるんですね。そのぶん、集中力が上がって楽しめる。



だから書き手の側からすると、一度読んだら終わり、と思われてしまうのは淋しいことのはずです。何度読んでもおもしろい、と思われるのは作家冥利につきるってものでしょう。

今は特に漫画やアニメにそういう骨のある作品が多いと思うので、みなさんもいろいろ見たり読んだりしてくださいね。



・・・なんだこの結末は。

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