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2010-06-29 Tue 02:10
時をかける少女といえば、
ぼくの世代で言うと原田知世さんでして、
原田知世といえばぼくが映画を志していた頃は、
(いや、今も諦めたつもりは毛頭ありませんが)
ぜひ主演で映画を撮りたいと思っていた方でありますが、

今となっては、それは仲里依紗、この人でありまして。



アニメ版の時をかける少女、見ました。


素晴らしいですね、この映画。

ということで↓ (ネタバレありかな)


原作、というか、原田知世版とは、
かなりストーリーは違います。

全然関係ないんですけど、
ぼくは朝クルマで出勤しているんですが、
9:30過ぎのJ-WAVEでよく流れるCMがありまして、
そのCMはこんなストーリーなんです。

タイム・リープできる女性がいて、
彼女は遅刻とか宿題を忘れるとか、
なにか失敗するとすぐにタイム・リープするんだけれども、
彼女が好きになった男性がいて、
その男性にプロポーズされるんです。

で、婚約指輪をもらうんだけれども、
それをつけようとしたときに、指輪を落としてしまう。

いつものようにタイム・リープしようとした彼女に、
彼が一言、
「もう、戻らなくていいよ」とつぶやく。



これを聞いて思っていたのは、
「タイムリープもタイヘンだよなぁ」ということで、
結婚指輪はともかくも、
「宿題を忘れる」とかってさ、
時間を戻せばそりゃ何とかできるけど、
結局宿題はやらなきゃいけないわけですよね。
時間を戻せば解決じゃなくて、そこから努力して、
やっとミッションコンプリートなわけです。

こういうことって、そもそも最初から、
「やらなきゃなぁ」と思いつつも、できないことだったりするわけです。

宿題なんかより友達と遊びたい、とかって、
時間のあるなしじゃなくて、
時間をどう使うか、という選択の問題だったりするじゃないですか。

そういうことも、タイム・リープできるがゆえに、
やることにするとしたらそれはタイヘンなことだし、
そう考えると、
仮にタイムリープできたとしても、
実際にはスルーしちゃうことって結構あるよねたぶん、
という気がしてくるんです。



とまぁCMを聞いてそんなことを思っているところに、
この映画を見てしまったわけで、
この映画は、そういう人間が本質的に抱えてしまう矛盾というか、
理想と現実の狭間を垣間見させてくれて、
こういうリアリティっていうのは、いままで見たことのないものでした。



タイムリープのリアリティ、という意味で、この映画が描いているのは、
まずは、

「自分が幸せになることで、他の人(往々にして大事な人)に迷惑をかける」

という側面ですよね。

そもそも真琴は自分が死んでしまう、ということを回避するために、
思いがけずタイムリープを使用してしまうわけですが、
それによって、かならず誰かが別の迷惑を被る。

それが嫌ならば、何度でもタイム・リープし直せる。
(映画の設定上、本当はそうではないわけだけど、
まぁ当初本人はそう思ってるわけです)

つまり、タイムリープによって、無限にトライ&エラーを重ねることができる。

映画の中では無限ではないんですが、
仮にそういう状況に自分が置かれたとして、
じゃあ自分はどこまで理想を追い求めることができるのか、
と想像してみたとき、
実は日常の多くのことについて、
「理想的ではないけれど、めんどうだからスルーしてしまう」
ということが、
非常に多くあるんじゃないかと思うんですね。

実際問題として、別にタイムリープなんてできなくてもね、
そこで一言言ったり行動することで、
ほんの少しでも自分の理想に近づけられることって、
よくあると思うんですよ。他人を特に傷つけることもなく。

でも人は(少なくともぼくは)、あんがいそれをしないんです。
その理由はなんだ、と問われれば、
「なんとなく」とか、「面倒で」とか、そんな理由なんですよ。



そういう人間にとって、
本質的な問題は、時間が有限で不可逆なことではなく、
まさに自分の意思、に他ならないわけです。

ぼくはこの映画を見て、
このことを非常に明確に意識できたんですね。
まさに自分自身が非常に身につまされている問題だったもので。



今までぼくが見てきて「タイムリープ」というものは、

「それさえあれば自分はかなり万能に近い」

と単純に信じられるものだったんです。



でも、現実はそうじゃないかもしれない。



「タイムリープのある現実」を想像することに、
現実的な意味はないのかもしれないけれど、
でもそれを想像することによって、
「タイムリープのない現実」をどう生きるのか、
ということを想像することも、可能だと思ったんですね。

少なくともぼくにとっては、
「タイムリープによって叶えられる今より理想的な世界」
というものは、
タイムリープがなくても、その時自分があきらめず、めんどくさがらなければ、
叶えることが可能であるかもしれない世界なんだと、
そう思うことができたんです。



なぜなら、本質的な問題は、
自分がめんどくさがってスルーしてしまうことだから。



これをひっくり返して表現すれば、
我々は、スルーしなければ、タイムリープと同等の結果を得ることができる、
ということでもあると思うんです。

それは、未来を変えるのは、
いつも「今」なんだ、ということでもあります。

「今」を大事に生きられれば、タイムリープなんて必要ない。



タイムリープって、「後悔」をSF的に表現した、
って事なのかもしれません。








まぁそれはともかく、仲里依紗、あなたはほんとうに最高だ。
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