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「夢売るふたり」を見てきました~ このエントリーをはてなブックマークに追加
2012-09-27 Thu 00:42
今日はお休み~。でも10時~6時までみっちりお勉強(笑)。

ええ、ええ、趣味なんですよ、お勉強が(笑)。




んで、夜は夜とて映画を見てきました。

何を見たかって?

「夢売るふたり」西川美和監督です。



まぁそういう映画じゃないんですけど、 ネタバレいやって方はやっぱりいらっしゃるのかなと思うのでつづきは↓へ

まぁ以前もどこかで書いたけど、映画は(小説とかもだろうけど)筋や結末を知っているほうが見た人の満足度は高くなるんですけどね。そういう実験結果が出ているんです。



はい、つづきの↓です。ネタバレありです。



西川監督の描く世界というのは、いつも白黒はっきりしていなくて、世の中に白黒はっきりしていることなんてありゃしないということ、それだからこそ世界は美しい、朝焼けの空や夕焼けの空を見てごらん、そんなことをつぶやいてくれていると思います。

詐欺って悪いことですか?

たくさんのお金を差し出した女性たちは、あの時彼がいなかったら、さみしい数カ月を過ごしていただけなのではないですか? この数カ月の甘美な思い出は、一生忘れられない何かだったりはしませんか?



そうだと言う人もいる。そんなバカなと言う人もいる。世界とは、そういうものだ。



身も蓋もない話だけれど、身も蓋もないのが人生なんだ。勧善懲悪は世の習い? そんなバカな! 悪いやつは悪いことをして善人から金を巻き上げつづけるよ。善人の定義って知ってる? 悪人にだまされつづける奴ってことだよ。だまされる覚悟のないやつは、善人にさえなれやしない。いわんや悪人をや。



何が正しくて何が間違ってるのかわからない? それはよかった。おめでとう! 君はここから新しい価値感を創造することができます。君の目の前にあるキャンバスは真っ白だ。



そういうことを思い出させてくれる、そういう世界がありうることを教えてくれる機会というのはそうそうあるものではありません。



今の世の中は言葉と意味に支配されすぎていて、言葉や意味に変換できないものはないもののように扱われてしまいがちです。西川監督はそれを掬いあげようとしつづけます。



映画って小説と違ってものすごいお金がかかるので、言葉や意味がないとなかなか作れないんですよ。それがないと、お金を出す人に説明することができないから。

そうした言葉と意味の不自由さが、今の時代の閉塞感を生みだしていると言っても過言ではないはずだ。



だからこそ、ここに西川監督の映画があってよかったと思う。べつに映画が存在するのに理由なんていらないけれど、たまたま西川監督がそこにポコッとはまってくれてよかったなと。

ヘンな話、西川監督や、カウリスマキやラース・フォン・トリアーみたいな監督ばっかりじゃ映画なんて絶滅しちゃいますからね。彼らは辺境の民です。でも中央があるなら辺境もなくちゃいけない。辺境がなければ中央なんて存在しないのだ。

そしてぼくはあまのじゃくだからそういう映画が大好きで、そういう人間がいるから王道ど真ん中も人も安心していられるのさと、マイノリティの存在理由について思いをはせてしまったりもするのだ。






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