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「おおかみこどもの雨と雪」を見てきました~ このエントリーをはてなブックマークに追加
2012-08-01 Wed 23:37
今日は午後、「おおかみこどもの雨と雪」を見てきました~。

日常の描き方が丁寧で愛にあふれていて、なんでもないシーンでジーンとしてしまいました。

そしてこれは、細田監督の意欲作です。過去の作品の成功の影を追うことをまったくしていません。



まずはこの作品の予告編。






というわけで、ネタバレ有りなので感想は↓へ





この作品は、おおかみおとこを愛した女性、花と、彼女とおおかみおとことのあいだに生まれたおおかみこども、雨(弟)と雪(姉)の3人の家族の物語です。

主に描かれていくのは、この3人の関係性。



ホワンとした大学生だった花は、おおかみおとこを愛し、その子をもうけ、おおかみおとこの死を乗り越えて、母親として自立していきます。

この映画は非常に淡々と描いているけれど、彼女のこの10年ほどの心労たるや、想像することもできないほどのものだったと思います。彼女が懸命にわが子を守り、前を向いて生きていくさまは、もうそれだけで心を打ちます。



おおかみこどもの姉、雪。彼女は小さいころからそのおおかみ性を遺憾なく発揮。無邪気におおかみ性と人間性を行ったり来たりしますが、学校に通いはじめると、周りの人間の友達に影響され、おおかみ性を封印しようとします。



おおかみこどもの弟、雨。彼は逆に、小さいころから自分のおおかみ性をうまく扱えず、またおおかみは悪者であるという人間界のステレオタイプに惑わされ、自らのおおかみ性に自信がもてません。

しかしある出会いをきっかけに彼はおおかみ性に自信を持ちはじめ、成長し、身体の使い方を覚えることで雪におおかみとして勝てるようになり、森の秩序を守るものとしての自らの役割をまっとうする決意をします。



こうした3人のその時その時の日常が淡々と、そして丁寧に描かれて、しかも言葉は最小限に、絵の持つ力を最大限に発揮するようなモンタージュがつづき、その日常のあたたかさにジーンとします。

こうした描き方、見つめる視線のやさしさが、細田監督作品の真骨頂なんだろうな~と思います。



このお話は、雨が山に入っていって、その後雪が中学に上がって寮生活に入り、花が一人ぼっちになるところで終わります。

このラストが、何とも言えず淋しい。

あんなにがんばって、必死に育てた雨が10歳で独立してしまう。彼が行こうとするとき、花は「まだなんにもしてやれてないのに」って言います。

この言葉は、彼女の無意識の強がりでしょう。本心は、「もっと一緒にいて、私を一人にしないで」という言葉だったんじゃないかと思う。



そして雨は、山に入って一人前のおおかみとして立派にやっていけるんだろうか?

そして雪は、人間の女性として振る舞い、おおかみ性を完全に封印することができるんだろうか?




この作品、本当に意欲作だと思います。

そのこころは、2時間で描けるスケールの話じゃないんですよ。



ぼくはこの3人の物語について、知りたいことがまだまだいっぱいあります。

それはこの映画に描かれた先のこともそうだし、この映画のなかで省略されたことも、とてもいっぱいあるはずで、そうしたエピソードをもっとたくさん見たかったな、と思う。



だから本当は、この作品は、深夜の連続アニメとして、30分x20話くらいで描いてくれたら最高なんじゃないかと思います。

できたら花が亡くなるのを、ふたりが見とっているところまで見たい。

そのときに雨と雪の周りに誰がいるのか、彼らがどんな大人になっているのか、ムチャクチャ興味があります。

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